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私のガーデン訪問記〜海外編〜@
                        
【イギリス】
アベイ ハウス ガーデンウイズリー ガーデン キフツゲート コート ガーデン
キュー ガーデンシェークスピア庭園スノウズヒル マナー ガーデン
ハンプトン コート パレスガーデンヒドコート マナー ガーデンブレナム宮殿
ミルデーン ガーデン
【ニュージーランド】
ガバメント ガーデン モナ ヴェイル ガーデン
アベイ・ハウス・ガーデン
Abbey House Gardens
http://www.abbeyhousegardens.co.uk

アベイ・ハウス・ガーデンはコッツヲルズ地方南部のマームズブリーMalmesbury のタウンセンターのすぐ近くにある。マームズブリーへ行くには、M4のジャンクション17を出て、A429を5マイルほど北上する。
このガーデンは、「アベイAbbey」の名がついている通り、教会の裏の、元修道院の荒地を、オーナーが、1996年に入手して造園した比較的新しいものである。新しい割には完成された庭園で、人力だけでなく、大型機械を使用して池や滝を造り、5エーカーの敷地に1万種類の植物を植え(すべてが根付いているわけではないが)、オープンした西暦2000年を記念して、2000種類のバラが植えられている。
ここでまず驚くのは、入口にあるアダムとイブが絡み合っている大きな像である。「裸の庭師」として、アダムとイブのかっこうをしたオーナー夫妻のポスターが張ってある。ガーデンの内に入ると、美しく刈り込まれた芝を囲むように咲き乱れるバラ園、何十種類もの草花が植えられたミックスボーダー、大きな円形のハーブガーデンがあり、10年で造られた庭とは思えないほど充実している。

ガーデンの半分は、川あり、池あり、滝ありで、滝は人工的に造ったようだが、自然の森の景観を残した、アダムとイブの楽園のような趣になっている。(2007.8.7訪問)
入口にあるアダムとイヴの像
2000種のバラが植えられたバラ園。中央の緑の芝と周囲に植えられたバラの色とりどりの色の調和がすばらしい。
ミックスボーダー、色の調和と手入れが行き届いているのがみごと。
ヲーターガーデン、スイレンや水辺の植物を植えてあるだけでなく、水鳥のブロンズ彫刻を配置してあるのが心憎い。自然と人為の調和を強調しているようである。
葡萄棚をアーチ状に作り、その下をトンネルにして歩けるようにしてある。中に植えられたクリーム色のバラは芳香を放ち、色彩的な調和も素晴らしい。
ウィズリー・ガーデン
RHS Garden Wisley
http://www.rhs.org.uk/WhatsOn/gardens/wisley

エリザベス女王を総裁とする、英国王立園芸協会(RHS)が運営する97ヘクタール(240エーカー)の広大な庭園。スケールの大きさはケタ違いで、しかも手入れが行き届いていて、英国庭園の「リーダー」的存在である。ウイズリーを見ずしてイギリスの庭は語れない、と言う人がいたが、本当にその言葉を実感したのであった。 入口で渡されたパンフレットには、「四季を通じて訪れる人が素晴らしい時を過ごし、新しい知識を発見できるように、それがウィズリーの願いです」と7ヶ国語で書かれているが、カントリーガーデン、ミックスボーダー、ローズボーダー、ロックガーデン、ワイルドガーデンなど、さまざまな庭のデザインや手法を見ることができる。 開園時間前から、会員用ゲートには、グループでたくさん並んでおり、イギリスの園芸愛好家の勉強の場でもあるようだ。園内には、会員向けのアドバイス・サービスセンターや図書館も設置されている。 なかでもすばらしいのは、入口を入ってすぐのところにあるミックスボーダー。真ん中を幅6メートル程もある芝生の通路が150メートルも真っ直ぐになだらかに丘の上まで続いており、その両側に奥行き5.5メートルもの宿根草や潅木のボーダー花壇が造られている景観は、「すばらしい」の一語に尽きる。花の色、高さなどすべて計算して植えられ、しかも手入れが行き届いており、枯れた花柄や雑草などまるでない。手入れが良くされているのだが、その手入れの跡を感じさせないように整えられているのが心憎い。 ワイルドガーデンには、様々な樹木やその下には低潅木や宿根草が植えられ、自然の森の中を散歩しているような気分で楽しめる。(2007.8.7訪問)
ミックスボーダー、中央を幅の広い芝生の通路が真っ直ぐに遥かかなたの丘の上まで続いている。 この入口に立っただけで、ウイズリーのスケールの大きさに圧倒される。
ミックスボーダーの奥の方は宿根草と灌木の組み合わせになっている。
宿根草の咲く時期と花の色の調和を考えて植えられている。
ハーブガーデン、繁殖力の違うハーブが共存し、かつ調和が保てるよう、区切ったブロックに寄せ植えしてある。
洋ナシをゲートに添わせて仕立ててある。 果樹を取り込んだ庭園のスタイルを園内のあちこちで試みているようである。
ローズガーデン、各種バラが植えられているが、花の盛りが過ぎてしまっていた。6〜7月がお勧め。 ただ、ツルバラを3株寄せ植えにして垣根仕立てにしてあるなど、植え方の参考になる。
キフツゲート・コート・ガーデン
KIFTSGATE COURT GARDENS
http://www.kiftsgate.co.uk

キフツゲート・コート・ガーデンは、コッツヲルズ地方のチッピング・カムデンから車で20分ほど上った丘の上にあり、ヒドコート・マナー・ガーデンと入口が向かい合っている。ヒドコートのオープンは午前10時、キフツゲートのオープンは12時(4,8,9月は午後2時)なので、午前にヒドコートを見て、午後にキフツゲートを見る、というコースがお勧め。 このガーデンは1918年にミュアー夫妻がキフツゲート邸を購入したのが始まりで、夫人(ヘザー・ミュアー)が庭を造りはじめ、その娘から、孫娘へと3代にわたって引き継がれ現在に至っている。ミュアー夫人は、お隣のヒドコートのローレンス・ジョンストンと交流があり、彼から庭造りのアイデアを得ていたとのことである。 建物の前庭は4つの桝目に区切られ(Four Squares)バラ、ユリ、ダリアなどが所狭しと植えられているが色彩的な調和がみごとである。ワイルド ボーダーはカーブした芝生の小道の両側にラベンダー、ホスタ、デルフィニウムなどが配色、草丈を考えて植えられている。ローズボーダーはここの名前がついたキフツゲート・ローズを中心にバラのボーダー花壇だが、バラの無い時期に訪れた人のために、泡のように小さな花を咲かせるアスチルベをあしらった小径が造られている。 丘の斜面の林の中の小径を下りると、途中に東屋Summer House が造られ、下には半円形のプールがあるが、この丘の斜面には山野草が植えられ、下にはオレガノなどハーブ類が植えてある。このガーデンは、園内の地形を活かして様々な表情豊かな、楽しめる庭になっていて、帰るのが惜しいほどであった。(2007.8.6訪問)
コート(邸)の前の、4つに区切られた庭。植えられた花の種類の多いこと。バラ、ユリ、ダリア、シュウメイギクなど、色彩的な調和はみごと。
ワイルドボーダー。自然に咲いているようにさりげなく植えられ咲いている。園路も、直線ではなく、カーブした芝生の道になっていて、散歩しながら楽しめるようになっていて、それぞれの植物には、名札がつけられている。やはり、名前がわかると親近感が増す。
ノース ボーダー。左側の生垣の外は、丘の斜面になっている。ボーダー花壇ではあるが、それぞれの草花の株が大きく、ワイルドな感じである。
テニスコートを改造してヲーターガーデンにした。 ステンレスで作った24のフィロデンドロンの葉から、一定の間隔で水が滴り落ちる仕掛けになっていて、人工的な美しさと意外性がなかなか面白いと思った。
キュー・ガーデン
Royal Botanic Gardens,Kew
http://www.kew.org

キュー・ガーデンは、1759年にオーガスタ皇太子妃によって設立された、というから、ジョージU世の時ということになる。次のジョージV世(1760〜1820)の離宮としてキュー・パレスが造られ、ウィリアム・チェンバーズの設計によるパゴタが造られ、世界各地から珍しい植物を集めたエキゾチックな庭園を構想したようである。 現在のキュー・ガーデンは「庭園」というより、2003年にそのコレクションの多様さが評価されてユネスコ世界文化遺産の指定を受けたように、「植物園」の印象が強い。園内には、世界中から集めた植物を展示するため、ビクトリア時代(1837〜1901)に造られた世界最大の温室、パーム・ハウスとテンペレート・ハウスがあり、収集した植物の学術的研究に重点がおかれているようである。 園内の植物の植え方も、Cedar Vista(シダー通り)、Rhododendron Dell(シャクナゲの谷)、Bamboo Garden(タケの庭)、Rock Garden(岩の庭)、Vegetable Garden(野菜の庭)、といったように、集めた植物の種類ごとに、それぞれの特性に合わせた生態展示になっている。レバノンスギやヒマラヤスギの樹の下は雑草が生い茂り、自然のままの状態に近くなっているし、シャクナゲの谷は、シャクナゲが好む酸性土壌にしてあるらしく下草もシャクナゲが自生している野山の趣にしてあり、庭園ではなく植物園なのだ、と思わせる。 印象的だったのは、「Pagoda Tree(パゴダ・ツリー)学名:Styphnolobium Japonicum」。1762年に日本から持ってきて植えられたものだと解説がついている巨木で、木の幹は倒れそうで、支柱で支えられていて、こんもりと小山のように白い小さな花が咲いていた。検索で調べると、キョウチクトウの一種、とあり、花はキョウチクトウに似ているが、樹の姿はとてもキョウチクトウの親戚とは思えない巨木なのである。パゴダ・ツリーを直訳すれば仏塔木、日本でこんな樹を見たことが無いが、知っている方はご連絡あれ。